入力フォーム改善の7つのポイント|コンバージョン率を短期で上げるEFO実践チェック

作成者: Akihiko Sunakawa|Jan 11, 2026 6:07:11 PM

はじめに

コンバージョン率(CVR)を改善したい企業向けに、具体的で、実行しやすく、短期で効果が出やすい「入力フォーム改善(EFO)」の要点を7つに整理しました。

※本記事は「問い合わせ数を最大化したい」場合を想定しています。
確度重視で意図的に入力項目を増やしている(例:営業リソース制限、審査制など)場合は、改善の方向性が異なる点をご理解ください。

まずは現状確認|フォーム健康診断チェックリスト20

以下は「該当が多いほど離脱が起きやすい」典型項目です。
まずは自社フォームをチェックしてみてください。

1) 信頼・安心(セキュリティ/説明)

☐ SSL(https)対応されている
☐ 他ページとデザインが統一されている
☐ 問い合わせ後の対応方針が明記されている(何営業日以内/届かない場合など)

2) 見た目・第一印象(離脱の最初の壁)

☐ 項目数が多い印象を与える
☐ ファーストビュー内に収まっていない
☐ 途中で項目が増える(動的フォームが多段に変化する)

3) 入力体験(ストレス・入力負荷)

☐ 入力しにくい順番になっている
☐ 「必須/任意」が分かりづらい
☐ 文字種(全角/半角)をユーザーに強制している
☐ 郵便番号/電話番号をハイフンで分割している
☐ 戻ると入力内容が消える

4) エラー表示(最後に心が折れるポイント)

☐ ボタン押下で一括エラーチェックしている
☐ 次ページでエラーを出す(画面遷移後にエラー)
☐ エラーを一箇所にまとめて表示している
☐ 修正方法が分からないエラーメッセージになっている
☐ メール再入力がコピペ可で形骸化している
☐ 入力例がない/不足している

5) 迷わせる導線

☐ フォーム内に電話・チャット等の別導線を置いている
☐ フォーム内のリンクが多い(離脱を誘発)

該当がある場合、理由がない限り改善の優先候補です。

入力フォーム改善の7つのポイント(CVR改善の王道)

ここからは、効果が出やすい順に「改善ポイント」と「具体策」を整理します。

1. 第一印象で「面倒そう」と思わせない

ポイント:フォーム目的と関係の薄い項目は削る(または後工程へ)

例:以下が“最初から”並んでいると、離脱が増えやすいです。

  • どこで当社を知りましたか

  • 従業員数/導入予定時期/予算

  • 立場(役職)

  • 詳細アンケート

これらが必ずNGという意味ではありません。重要なのは 「フォームの種類に合うか」「取得タイミングが適切か」 です。

実務の目安

  • お問い合わせ/見積依頼:アンケート項目は最小限(まずは接点を取る)

  • 資料請求/トライアル:価値と引き換えに質問が成立しやすい
    (ただし“提供価値が弱いのに質問が多い”は逆効果)

2. 入力の手間は“システム側”で削る

ポイント:ユーザーに作業をさせない。自動補完できるものは補完する

よくあるミスが「郵便番号」「電話番号」を分割するUIです。

  • 項目数が多く見える(第一印象が悪化)

  • カーソル移動が増え、入力負荷が上がる

また「半角で入力してください」「全角で入力してください」も、ユーザーに変換作業を押し付ける設計です。

実務の目安

  • 郵便番号・電話番号は原則1フィールド

  • 文字種はシステム側で吸収(自動変換/許容)

  • 直前ページで選ばれた製品・用途はフォームに自動反映

  • やむを得ず分割する場合は入力桁で自動遷移(例:3桁入力→次へ)

(法人フォームなら「会社名入力→法人情報を補完」する仕組みを検討すると効果が出やすいです)

3. 項目順を最適化する(目的→個人情報の順)

ポイント:ユーザーの“やりたいこと”を先に完了させる

最初に「会社名」「どこで知ったか」を入れさせると、
目的入力に辿り着く前に熱量が下がり離脱しやすくなります。

推奨の並び(例)

  • お問い合わせ内容(目的)

  • 氏名

  • メールアドレス

  • 会社名(法人)

  • 電話番号

  • 住所(必要な場合のみ)

4. 入力例(例文)で迷わせない

ポイント:入力例を入れると、入力の“迷い時間”が減る

  • placeholder(例:company@example.com

  • 入力欄の近くに補足(例:番地・建物名まで)

※placeholderは入力開始で消えるため、必要ならラベル付近にも例を置きます。

5. フォーム内で“別の逃げ道”を提示しない

ポイント:電話/チャット/別ページへのリンクは原則置かない

フォーム内で電話番号やチャット導線が目に入ると、
「そっちの方が早いかも」と気が散って離脱を誘発します。
またチャネルが分かれると、後から分析・資産化しにくくなることもあります。

実務の目安

  • 電話/チャット導線は「フォーム到達前」に配置

  • フォーム内リンクは最小限(特に外部遷移は避ける)

6. 不安を消す(見た目・説明・安心材料)

ポイント:突然“別サイト感”が出ると離脱が増える

外部ツールのフォームでデザインが浮いたり、ドメインが変わると、
ユーザーは無意識に不安を感じます。

実務の目安

  • 自社ページと同じトーンのデザイン

  • SSL/プライバシー文言/利用目的を明確に

  • 動的フォームを多段に増やしすぎない

  • 長い場合は「残り◯項目」など進捗を出す

7. エラーチェックは“その場で・項目単位で”

ポイント:最後にまとめて怒られる設計は離脱の原因

最も離脱を生むのは、
「送信ボタン→画面が真っ赤→どこ直すか分からない」パターンです。

推奨

  • 入力完了タイミングで項目単位にチェック

  • その場でOK/NGを表示

  • NGの場合は「何がダメで、どう直すか」を明示

  • エラーは項目の近くに出す(一覧だけにしない)

やってはいけない5つ(CVRが下がりやすい)

  • 次ページでエラー

  • ボタン押下で一括エラー

  • 1箇所にまとめてエラー表示

  • モーダルでエラー(閉じたら消える)

  • 「入力が正しくありません」など曖昧な文言

まとめ

入力フォーム改善(EFO)は、施策の中でも最短で成果が出やすい領域です。
特に以下は即効性が高いので、優先して見直してください。

  • 不要項目の削除/後工程へ移動

  • 自動補完で入力負荷を減らす

  • 目的→個人情報の順で項目設計

  • その場で分かるエラー設計

会社紹介

株式会社B-Storyは、ABM・デジタルマーケティングに取り組む企業を支援しています。
「実効性」と「実行性」を軸に、データの蓄積・計測・可視化の観点で戦略と実装を一緒に作り上げます。

 

※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
※当サイトを引用される際は、出典元(株式会社B-Story)を明記をお願いいたします。
※Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.
※In the case of quoting this site, please specify the source of origin (B-Story,Inc.).